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仙台の空は明るいけれども [天文]

高気圧に覆われて、仙台では昨日と今日と、二日続けて快晴の空が広がっています。

夏の星座が未明には出てくるので、撮影のチャンスを待っていた、いて座のM20、M8を撮ってみました。
M8-b
M8
Date;2019.5.5  2h20m-2h46m
Camera; PENTAX KP
Optics; PENTAX 105EDHF  with UHC Filter
Exporsure; 60sec. x 15 Flames, ISO 12800
Gude; Takahashi NJP

南中前で、高度が低いので光害の影響を受けやすく、UHCの公害カットフィルターを使っても、1分の露光が限界でした。UHCフィルタ―を使うと、色合いが変わってきて、色の再現がうまくできてませんが、初回としては、かなりディテールも見えているのでは無いかと思っています。

今後は、UHCよりもさらに狭帯域のフィルタ―を使って露光時間を増やし、ディテールを描き出していきたいと思います。M8は今後さらに好条件となっていくので、チャンスはたくさんあるでしょう。また、結果を報告します。







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仙台の空は明るいけれども [天文]

高気圧に覆われて、仙台では昨日と今日と、二日続けて快晴の空が広がっています。

夏の星座が未明には出てくるので、撮影のチャンスを待っていた、いて座のM20、M8を撮ってみました。
M8-b
M8
Date;2019.5.5  2h20m-2h46m
Camera; PENTAX KP
Optics; PENTAX 105EDHF  with UHC Filter
Exporsure; 60sec. x 15 Flames, ISO 12800
Gude; Takahashi NJP

南中前で、高度が低いので光害の影響を受けやすく、UHCの公害カットフィルターを使っても、1分の露光が限界でした。UHCフィルタ―を使うと、色合いが変わってきて、色の再現がうまくできてませんが、初回としては、かなりディテールも見えているのでは無いかと思っています。

今後は、UHCよりもさらに狭帯域のフィルタ―を使って露光時間を増やし、ディテールを描き出していきたいと思います。M8は今後さらに好条件となっていくので、チャンスはたくさんあるでしょう。また、結果を報告します。







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仙台の空は明るいけれども [天文]

高気圧に覆われて、仙台では昨日と今日と、二日続けて快晴の空が広がっています。

夏の星座が未明には出てくるので、撮影のチャンスを待っていた、いて座のM20、M8を撮ってみました。
M8-b
M8
Date;2019.5.5  2h20m-2h46m
Camera; PENTAX KP
Optics; PENTAX 105EDHF  with UHC Filter
Exporsure; 60sec. x 15 Flames, ISO 12800
Gude; Takahashi NJP

南中前で、高度が低いので光害の影響を受けやすく、UHCの公害カットフィルターを使っても、1分の露光が限界でした。UHCフィルタ―を使うと、色合いが変わってきて、色の再現がうまくできてませんが、初回としては、かなりディテールも見えているのでは無いかと思っています。

今後は、UHCよりもさらに狭帯域のフィルタ―を使って露光時間を増やし、ディテールを描き出していきたいと思います。M8は今後さらに好条件となっていくので、チャンスはたくさんあるでしょう。また、結果を報告します。







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露光時間の長時間化 その3 改善その1 [天文]

前回の記事で、現状では90秒の露光が限界ということが分かりました。

NJP赤道儀は自宅のベランダに設置してあるのですが、極軸はそれほど正確に合わせてませんでした。追尾精度の測定の結果、赤緯方向に星像が伸びていたので、主に極軸のズレが主な原因と考えられます。

そこで、まず極軸の正確に合わせるということをしました。極軸望遠鏡は北極星が見えないため使えないので、ドリフト法により合わせました。約2時間ほどかけて、これが限界かなというくらいまで合わせ込みを行いました。

精度評価結果を下図に示します。
ガイドの限界に挑戦

測定は前回同様、露出時間を変え露光した画像の、星像の対角線の長さを測っています。一つの露光時間について、4回程度のデータを取っています。限界値は14pixelとしています。
この結果を見ると、良い状態と悪い状態と2分されており、良い状態は青の線で示した様に、240秒でまで可能と言えます。一方、悪い時は約2倍の傾きで、星像が伸びていきますが、それでも120秒はガイド可能といえます。改善前と比較すると、露光時間を伸ばすことができました。

目標の180秒のところを見てみると、3/5の60%のコマでOKという結果で、それほど悪い結果では無いと感じています。

実際この状態で、すこし撮りだめて、何割くらいのコマ数をスタックに採用できるかを把握して、次の対策を進めて行きたいと考えます。

次の手段として、極めて悪い現在のバランスを改善しようと思ってますが、方法は、赤道儀のヘッドプレートを2台並列用から、単一鏡筒用に変えることです。
そのためのヘッドプレートを設計したので、次に試していきたいと思います。


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露光時間の長時間化 その3 改善その1 [天文]

前回の記事で、現状では90秒の露光が限界ということが分かりました。

NJP赤道儀は自宅のベランダに設置してあるのですが、極軸はそれほど正確に合わせてませんでした。追尾精度の測定の結果、赤緯方向に星像が伸びていたので、主に極軸のズレが主な原因と考えられます。

そこで、まず極軸の正確に合わせるということをしました。極軸望遠鏡は北極星が見えないため使えないので、ドリフト法により合わせました。約2時間ほどかけて、これが限界かなというくらいまで合わせ込みを行いました。

精度評価結果を下図に示します。
ガイドの限界に挑戦

測定は前回同様、露出時間を変え露光した画像の、星像の対角線の長さを測っています。一つの露光時間について、4回程度のデータを取っています。限界値は14pixelとしています。
この結果を見ると、良い状態と悪い状態と2分されており、良い状態は青の線で示した様に、240秒でまで可能と言えます。一方、悪い時は約2倍の傾きで、星像が伸びていきますが、それでも120秒はガイド可能といえます。改善前と比較すると、露光時間を伸ばすことができました。

目標の180秒のところを見てみると、3/5の60%のコマでOKという結果で、それほど悪い結果では無いと感じています。

実際この状態で、すこし撮りだめて、何割くらいのコマ数をスタックに採用できるかを把握して、次の対策を進めて行きたいと考えます。

次の手段として、極めて悪い現在のバランスを改善しようと思ってますが、方法は、赤道儀のヘッドプレートを2台並列用から、単一鏡筒用に変えることです。
そのためのヘッドプレートを設計したので、次に試していきたいと思います。


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露光時間の長時間化 その3 改善その1 [天文]

前回の記事で、現状では90秒の露光が限界ということが分かりました。

NJP赤道儀は自宅のベランダに設置してあるのですが、極軸はそれほど正確に合わせてませんでした。追尾精度の測定の結果、赤緯方向に星像が伸びていたので、主に極軸のズレが主な原因と考えられます。

そこで、まず極軸の正確に合わせるということをしました。極軸望遠鏡は北極星が見えないため使えないので、ドリフト法により合わせました。約2時間ほどかけて、これが限界かなというくらいまで合わせ込みを行いました。

精度評価結果を下図に示します。
ガイドの限界に挑戦

測定は前回同様、露出時間を変え露光した画像の、星像の対角線の長さを測っています。一つの露光時間について、4回程度のデータを取っています。限界値は14pixelとしています。
この結果を見ると、良い状態と悪い状態と2分されており、良い状態は青の線で示した様に、240秒でまで可能と言えます。一方、悪い時は約2倍の傾きで、星像が伸びていきますが、それでも120秒はガイド可能といえます。改善前と比較すると、露光時間を伸ばすことができました。

目標の180秒のところを見てみると、3/5の60%のコマでOKという結果で、それほど悪い結果では無いと感じています。

実際この状態で、すこし撮りだめて、何割くらいのコマ数をスタックに採用できるかを把握して、次の対策を進めて行きたいと考えます。

次の手段として、極めて悪い現在のバランスを改善しようと思ってますが、方法は、赤道儀のヘッドプレートを2台並列用から、単一鏡筒用に変えることです。
そのためのヘッドプレートを設計したので、次に試していきたいと思います。


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露光時間の長時間化 その2 現状の評価 [天文]

前回の記事で、目標をf=700mmの直焦点で、180秒の撮影を目標と定めました。
そこで、現状を把握するためガイド精度を測定しました。

本来なら、自動ガイドの装置を使って、Pixel単位でのズレ量を測定するのでしょうが、そのような装置もないので、実際にカメラで撮影し、星像からズレ量を測定しています。

測定は、ノータッチガイドで星像を撮影し、その像を拡大し、対角線のPixelサイズを測るという方法です。測定した結果を下に示します。
ガイド限界現状

PENTAX KPのRAWデータで取っていますので、画素数は6014×4000です。露光時間が短く、ガイドのズレが小さいところでの対角線の画素数が約10程度です。これを最小画素とします。

露光時間が長くなると、ガイドのズレにより星像が伸び、対角線のPixel数が増えて行きます。
さて、どこまで許容できるかで限界値が決まるのですが、許容値は、最小Pixelの√2倍の14Pixelとしました。根拠は、例えば、ガウス光学系で使われるレーリー長も、ビームウエストの√2倍としてまして、何かの限界値を決めるとき、最小値の√2と定めることがよくある。という、あまり根拠のない値です。グラフの中に星像の写真を貼ってますが、この伸びまで許せるか議論のあるところですが、許すとして14Pixelと決めることにします。

現状の何も手を加えない状態での限界時間は、90秒です。極軸もいい加減なので、思ったより良かったと思いますが、目標値の180秒の1/2しかありません。星像を見ると、赤緯方向にのびているので、極軸精度の問題が大きいと感じます。

そこで、今後どのようなことを行っていくかですが。

1.最初に、極軸合わせの精度を極限まで上げます。
2.次に、バランスを合わせます。

IMGP1756
写真は、使用しているNJP赤道儀です。マッチプレートを取り付けていますが、右側の鏡筒バンドに105HDEFを取り付けています。左側には昔ガイド鏡を使っていたころの名残りで、X-Y微動ステージがついていますが、今は使っていません。このため、赤緯方向のバランスが非常に悪くなっています。

赤緯方向のバランスは、あまり効いてこないとは思いますが、気持ちが悪いので、ここも改善する予定です。

1,2,をやっても目標を達成できなければ、

3.オートガイドの導入です。

最小の予算で実現したいので、3万円以内を目標とします。(小遣いをためなくてはいけないので、しばらく先となりますが)



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露光時間の長時間化 その2 現状の評価 [天文]

前回の記事で、目標をf=700mmの直焦点で、180秒の撮影を目標と定めました。
そこで、現状を把握するためガイド精度を測定しました。

本来なら、自動ガイドの装置を使って、Pixel単位でのズレ量を測定するのでしょうが、そのような装置もないので、実際にカメラで撮影し、星像からズレ量を測定しています。

測定は、ノータッチガイドで星像を撮影し、その像を拡大し、対角線のPixelサイズを測るという方法です。測定した結果を下に示します。
ガイド限界現状

PENTAX KPのRAWデータで取っていますので、画素数は6014×4000です。露光時間が短く、ガイドのズレが小さいところでの対角線の画素数が約10程度です。これを最小画素とします。

露光時間が長くなると、ガイドのズレにより星像が伸び、対角線のPixel数が増えて行きます。
さて、どこまで許容できるかで限界値が決まるのですが、許容値は、最小Pixelの√2倍の14Pixelとしました。根拠は、例えば、ガウス光学系で使われるレーリー長も、ビームウエストの√2倍としてまして、何かの限界値を決めるとき、最小値の√2と定めることがよくある。という、あまり根拠のない値です。グラフの中に星像の写真を貼ってますが、この伸びまで許せるか議論のあるところですが、許すとして14Pixelと決めることにします。

現状の何も手を加えない状態での限界時間は、90秒です。極軸もいい加減なので、思ったより良かったと思いますが、目標値の180秒の1/2しかありません。星像を見ると、赤緯方向にのびているので、極軸精度の問題が大きいと感じます。

そこで、今後どのようなことを行っていくかですが。

1.最初に、極軸合わせの精度を極限まで上げます。
2.次に、バランスを合わせます。

IMGP1756
写真は、使用しているNJP赤道儀です。マッチプレートを取り付けていますが、右側の鏡筒バンドに105HDEFを取り付けています。左側には昔ガイド鏡を使っていたころの名残りで、X-Y微動ステージがついていますが、今は使っていません。このため、赤緯方向のバランスが非常に悪くなっています。

赤緯方向のバランスは、あまり効いてこないとは思いますが、気持ちが悪いので、ここも改善する予定です。

1,2,をやっても目標を達成できなければ、

3.オートガイドの導入です。

最小の予算で実現したいので、3万円以内を目標とします。(小遣いをためなくてはいけないので、しばらく先となりますが)



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露光時間の長時間化 その2 現状の評価 [天文]

前回の記事で、目標をf=700mmの直焦点で、180秒の撮影を目標と定めました。
そこで、現状を把握するためガイド精度を測定しました。

本来なら、自動ガイドの装置を使って、Pixel単位でのズレ量を測定するのでしょうが、そのような装置もないので、実際にカメラで撮影し、星像からズレ量を測定しています。

測定は、ノータッチガイドで星像を撮影し、その像を拡大し、対角線のPixelサイズを測るという方法です。測定した結果を下に示します。
ガイド限界現状

PENTAX KPのRAWデータで取っていますので、画素数は6014×4000です。露光時間が短く、ガイドのズレが小さいところでの対角線の画素数が約10程度です。これを最小画素とします。

露光時間が長くなると、ガイドのズレにより星像が伸び、対角線のPixel数が増えて行きます。
さて、どこまで許容できるかで限界値が決まるのですが、許容値は、最小Pixelの√2倍の14Pixelとしました。根拠は、例えば、ガウス光学系で使われるレーリー長も、ビームウエストの√2倍としてまして、何かの限界値を決めるとき、最小値の√2と定めることがよくある。という、あまり根拠のない値です。グラフの中に星像の写真を貼ってますが、この伸びまで許せるか議論のあるところですが、許すとして14Pixelと決めることにします。

現状の何も手を加えない状態での限界時間は、90秒です。極軸もいい加減なので、思ったより良かったと思いますが、目標値の180秒の1/2しかありません。星像を見ると、赤緯方向にのびているので、極軸精度の問題が大きいと感じます。

そこで、今後どのようなことを行っていくかですが。

1.最初に、極軸合わせの精度を極限まで上げます。
2.次に、バランスを合わせます。

IMGP1756
写真は、使用しているNJP赤道儀です。マッチプレートを取り付けていますが、右側の鏡筒バンドに105HDEFを取り付けています。左側には昔ガイド鏡を使っていたころの名残りで、X-Y微動ステージがついていますが、今は使っていません。このため、赤緯方向のバランスが非常に悪くなっています。

赤緯方向のバランスは、あまり効いてこないとは思いますが、気持ちが悪いので、ここも改善する予定です。

1,2,をやっても目標を達成できなければ、

3.オートガイドの導入です。

最小の予算で実現したいので、3万円以内を目標とします。(小遣いをためなくてはいけないので、しばらく先となりますが)



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露光時間の長時間化 その1 目標の設定 [天文]

天体写真を再開し、デジタルカメラでの天体写真のポテンシャルの高さを感じています。

フィルム時代、なかなか出来なかった渦巻き銀河などの撮影にトライしたくなってきました。
渦巻き銀河は小さくて、暗い天体が多いので、長焦点+長時間露光が必須となってきます。

そこで、長時間露光ができるよう、赤道儀をチューンナップしていこうと思います。

現在の器材は、望遠鏡がPENTAX 105EDHF、赤道儀がNJP、ラメラがPENTAX KPです。

望遠鏡のf=700mm、F6.7の直焦点で狙うとして、露光時間を決めるのは、仙台の空の明るさ、光害です。これによりバックグラウンドが明るくなり、露光の限界が来ます。そこで、仙台の空でどの程度露光ができるか調べました。

方法は、最も空の暗い天頂付近にカメラを向け撮影し、バックグラウンドレベルを測定しました。バックグラウンドレベルはヒストグラムの中央値としています。

露光時間の限界
図がその結果です。青の実線がフィルター無し赤の実践がUHCフィルタ―を使用した場合です。
ISO感度は3200での測定です。輝度レベルが飽和値の1/3の77となるレベルを露光限界値とすると、フィルター無しで22秒UHCフィルタ―を装着して175秒となります。

仙台の空ではフィルタ―は必須なので、露光目標値は、
180秒と設定することとします。

この先、赤道儀のチューンナップを進めていきますが、できるだけお金をかけない方法でやっていきたいと思います。









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