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いよいよ開幕、リオ五輪! [体操]

今日、開幕です。リオ五輪。南米初の五輪が8月22日まで、ブラジル Rio de Janeiro(1月の川の意)で開催されます。

やはり注目は、アテネ以来の12年ぶりの団体金が期待される日本男子体操。大会二日目より予選が始まります。日本では、今日6日の夜22:30からのスタートとなり、NHKの地上波で放送されます。

予選は、その点数こそ決勝に持ちこされませんが、非常に重要な要素となります。何が重要かというと、決勝での演技順が決まるのです。日本が団体金を取るためには、予選を何としても一位で通過したいのです。男子体操は6種目の競技がありますが、予選1位2位のグループは、①床、②あん馬、③吊り輪、④跳馬、⑤平行棒、⑥鉄棒 という演技順となります。この演技順は①、⑤、⑥を得意とする日本にとっては最高の演技順となります。 
①の床は世界トップのスペシャリスト、白井さん・内村さんの高得点が期待でき、一気に他を引き離せます。失敗の可能性も少ないです。そして、②のあん馬は失敗の可能性もあり、③の吊り輪とともに日本のあまり得意でない種目ですが、これを何とか乗り切れば、 比較的得点が取れる④の跳馬に繋げられます。そして、⑤の平行棒で点数を稼ぎ、最終種目の得意の鉄棒で一機に一位に。というようなシナリオとなるのですが、予選1位と2位だと演技順が同じでも要件が大きく違ってくるのです。
その一番目が、インターバルの時間 。 演技の先行・後攻が、種目ごとに入れ替えられるのですが、1位のチームの方が休憩を長く取れる仕組みになっています。これは、激しい運動の床、吊り輪の後で休憩が長く取れ、最後の鉄棒の前も長く取れる1位チームが圧倒的に有利です。
そして二番目が、 最終種目の鉄棒を最後に演技できる。ということです。おそらく、1位・2位のチームは僅差で最終種目にもつれ込むと予想されますが、やはり体操競技は採点競技。審判に与える印象も、後に演技する方が有利となります。日本は、加藤さん、田中さん、内村さんの順の演技となりますが、昨年の世界選手権で金を獲得した内村さんが、着地までピタリと止めれば高い得点が期待でき、優勝の大きな力となるでしょう。

予選といっても、このような思惑があり、どうしても1位通過を願いたいです。また、個人総合や種目別決勝へ進む選手が決まるのも予選の点数です。日本選手には種目別でもメダルと取ってほしいので、決勝に残るために非常に重要な演技となります。内村さんも鉄棒で決勝に残れば、金メダルの可能性もあります。去年の世界選手権よりも、技の難易度を上げてきており、 他のスペシャリストに比べても引けを取らない難易度となっています。これに、内村さんの美しさが加われば金も十分狙えます。

体操の競技日程を以下にまとめておきます。
8月6日 男子予選 日本1班あん馬から
8月8日 男子団体決勝
8月10日 男子個人総合決勝
8月14日 種目別決勝(男子ゆか,あん馬,女子跳馬,段違い平行棒)
8月15日 種目別決勝(つり輪,男子跳馬,平均台)
8月16日 種目別決勝(平行棒,鉄棒,女子ゆか)

今日から10日間、ハラハラ・ドキドキの日々が続きそうです。
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