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リオ五輪1 男子体操予選終了 [体操]

リオ五輪1

男子体操の予選が終了しました。団体1位通過を目標にしていた日本は、得意とする平行棒と鉄棒でミスが続き4位での通過となりました。団体予選の結果は、

男子団体総合予選結果
 1位 中国(270.461)
 2位 米国(270.405) 
 3位 ロシア(269.612)
 4位 日本 (269.294)
でした。

日本チームの予選は、予選1班で地元開催国ブラジルと同じグルーブでした。あん馬から演技を開始した日本は、2種目目の吊り輪まで点が伸ばせず、15点台が一人も出ないという状況でした。Eスコア(実施点)の採点がかなり厳しい印象。
しかし、3種目目の跳馬では、山室さんがロペスを跳び、高さ・ひねり不足から横に着地。ロンドンの悪夢がよみがえりましたが、次の内村さんがリ・シャオペンを完璧に決め、その次の白井さんもシライ/キムヒフン、ドリックスの2本見事に決めました。これにより、跳馬の種目合計は45.466と、15点平均を越え、この時点で日本はグループトップに。
4種目目平行棒は日本が得意とする種目でしたが、第一演技者の加藤さんが素晴らしい出来で、15.500と上々の出だしとなったものの、続く田中さん、最終演技の山室さんが同じ技「ヤマムロ」で失敗し、点数が伸びず、結果として種目合計は44.832とと15点平均を越えられませんでした。
5種目目鉄棒では、種目別金メダルを期待されていた内村さんが屈伸のコバチでまさかの落下。その後、再開してからは完璧な演技で着地もピタリ。なんとか14.300と14点台を取ることができましたが、実はコバチの直前にブラジル選手の演技に会場内が大きな歓声に包まれるというハプニングがありました。去年のグラスゴーの世界選手権での団体決勝で同じようなことがあり、つい思い出してしまいました。
最終種目床では、田中さん、加藤さんが15点越えの演技を行い、次の白井さんにつなぎました。去年の世界選手権の金メダリストの白井さんの床は、2本目のリジョンソンで後ろに弾かれてラインオーバー。フランス製の床の器具が良く弾むため、タンブリングが強い白井さんは強すぎて弾かれてしまったのかもしれません。こんなこともあり、点数は15.333。種目別に進出して、金を狙いたかったので、15点の後半から、16点代が欲しかっただけに残念な点数。最終演技の内村さんは、大きなミスは無く、無難にまとめたものの、着地での安定性が少し欠け、それでも15.533と高得点を。種目合計は、45.099。
以上、第1班を終えて日本は合計469.294と1位ではあるものの、アメリカ、イギリスのいる第2班、中国、ロシアのいる第3班の演技を待つ状況。日本は予想外のミスが続いたので、予選1位通過は諦めざるを得ません。
何とか種目別でのメダルも取りたいのですが、有望視されていた内村さんの鉄棒は消え、白井さんの床が15.333で果たして8位以内に残れるか、3班の演技を待つしかありません。

2班、3班の演技は中継がなかったので、内容は分かりませんが、インターネットで結果を確認すると。
日本は団体4位通過。1位の中国との差は僅か1.167。内村さんの鉄棒での落下がなければ、1位通過できた点数差だけに悔やまれます。決勝では各種目3人の演技で、すべての演技者の得点が合計されます。つまり、ミスが許されないのです。体操では、僅かな力の入れ具合やタイミングのズレがミスにつながり、落下や演技の乱れとなります。最後は、メンタルの勝負。この大舞台で、会場の独特の雰囲気に呑まれずに、実力を出し切ってもらいたいと思います。
心配していた白井さんの床、決勝に残れました。決勝では、のびのびとした演技で、金を期待しています。
さて、決勝進出種目をまとめておきます。

男子体操決勝進出種目
 団体総合 (予選4位、 269.294)
 個人総合 
  内村航平 (予選2位、 90.498)
  加藤凌平  (予選6位、89.232)
 種目別
  床  内村航平 (予選3位、15.533)
     白井健三 (予選6位、15.333)
  跳馬  白井健三 (予選3位、15.283)
  平行棒  加藤凌平 (予選8位、15.500)

この後、団体総合に続き、個人総合、種目別でも皆さん頑張ってもらいたいと思います。
 
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