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リオ五輪2 男子体操悲願の金! [体操]

リオ五輪2 

おめでとうございます! 内村さんをはじめ日本の選手みんなが欲しかった、団体の金。悲願の金を取ることができました。ロシア・中国との息の詰まるような攻防を経て、2位ロシアに 2.6もの差を付けて3大会ぶり、7度目の金メダルと取りました。

第1ローテーション
日本はあん馬で、第1演技者の内村さんは、 落ち味の美しい旋回でうまくまとめ、15.100のまずまずのスタート。しかし、次の山室さんがマジャール移動で落下し、その後はうまくまとめ何とか13.900。加藤さんも無難にまとめ、失敗の影響を最小限にとどめ、チーム得点43.757。しかし、同じローテーションのロシアは高得点をそろえ、45.299と1.5もの差をつけられてしまいました。

第2ローテーション
日本は吊り輪。演技を行った、田中さん、内村さん、山室さん、みな大きなミスもなく演技を行いましたが、苦手種目だけに点数は伸びず、一人も15点を出せず、チーム得点は44.599。ロシアは45.432と差を広げられてしまいます。日本の第2ローテーション終了後の順位は、ロシア、ドイツ、イギリス、ブラジルに次ぐ5位。

第3ローテーション
日本は跳馬。加藤さんのロペス、内村さんのリシャオペン、白井さんのシライ・キムヒフンみな良い出来で、15点を上回る得点を揃えました。チーム得点46.199で、この種目全体で1位でした。ロシアも46.033で点数を伸ばしましアたが、日本には及ばず。跳馬の高得点で、日本は第3ローテーション終了時点で、2位まで上がってきました。

第4ローテーション
ここからは、日本の得意種目。平行棒では、予選で失敗があった田中さんが見違えるような素晴らしい演技。鬼門のヤマムロを見事に決め、着地では十分体を開いた姿勢で、微動だにしない完璧さ。15.900の高得点。 加藤さんも、いい動きで着地まで完璧に止め、15.500。内村さんは、棒下ひねりからの倒立が不十分な形になったもののその後はたてなおし、無難にまとめ、15.366。チーム得点は、46.766。ロシアは45.033。この時点で、1位ロシアとの差は1.3に縮まる。

第5ローテーション
 日本は鉄棒。予選ではミスが続いた鬼門となる種目。第1演技者の加藤さんは、予選でミスのあったアドラー1回ひねりもうまく成功させ、着地もピタリと止め、15.066と15点台に乗せる。続く内村さんは、予選で落下した屈伸のコバチも決め、カッシーナ、コールマンなどの離れ技も決めたものの、アドラー1回ひねりで逆スイングのミスが出てしまい、ひやひやしましたが、得点としては15.166と高得点となりました。最終演技の田中さんも予選とは見違えるような演技をして、15.166の得点で、日本選手すべて15点台の得点を取り、チーム得点45.398と全体1位の好成績でした。ロシアは、3人とも14点台の得点で、この時点で日本はロシアを抜き、0.2差でトップに立ちました。3位の中国とは2.54の差があります。

第6ローテーション
最終種目は床。6種目のうちで最も体力を使う種目。6種目全種目出ずっぱりの内村さんにとっては、最後床は、体力をどう温存させて演技をやりきるかが重要なポイントとなってきます。
第1演技は、白井さん。世界選手権で種目別金をとっているスペシャリスト。予選では器具に弾かれるミスがあり点数伸びませんでしたが、見事に修正して来て、チャンピオンの本領を発揮。16.133のただ一人16点を超える超高得点。続く加藤さんも非常良くまとめ、各着地も動きが少なく、15.466の高得点。最終の内村さんは、演技開始が少し待たされ、体が冷えてしまったのではと心配しましたが、良い動きでしっかりとまとめ、最後のフィニッシュでは着地が動いたものの、15.600の高得点。チーム得点は47.199と他を大きく突き放しました。この時点で、まだ演技を終えていないロシアとの差は、46.531あり、ロシア選手は平均で15.5の演技をしなければ逆転できない状況。中国の最終種目は鉄棒で、同じく点差は47.938。平均16点を出さなければ逆転が無い状況。ロシアと中国の演技を待つわけでしたが、一人ひとりの演技が終えていくにつて、逆転の可能性がどんどん低くなっていき、優勝の瞬間が近づいてくるという、あまり無い勝ち方でした。

終わってみれば、ロシア、中国に大差をつけての勝利でした。五輪前は、予選1位で通過し、接戦の末最後の鉄棒で優勝を決めるというシナリオを描いていました。しかし、あん馬から入り、床で終わるという精神的にはかなりきついローテーションになりましたが、後半に得意種目が並ぶ演技順も、徐々に調子に乗って気分を高められてくるという効果が日本チームにはありました。白井さんの床での超高得点もあって、先に演技を終えた日本は、余裕をもって、ロシア・中国の演技が終わるのを待つことができました。今までにない試合の展開でしたが、このようなのも良いなと思いました。

今回の決勝では、2種目に出場した白井さんのパフォーマンス。田中さんの見違えるような復活。加藤さんの安定性。そして、エースとしてチームを引っ張り金へと導いた内村さんの圧倒的な強さ。みなこの日のために、この4年間積み上げてきたものを良く、ここぞという瞬間に出してくれました。本当におめでとうございます。

次は個人総合です。今回の団体決勝、内村さんの得点合計は、91.598で予選よりも1点以上上げてきてます。五輪連覇は間違いないと思います。頑張って下さい。

 
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