雪雲かかる泉ヶ岳

写真は今朝6時02分の北西の空です。まだ強い風がふいており、流れてきた雲が泉ヶ岳には掛かっています。気温6.7℃、気圧（標高160m）992.9hPaです。

北日本は西高東低の気圧配置となっています。現在仙台は、晴や曇りで、西部山沿いでは雪となっているところもあります。
今日20日は、高気圧に覆われますが、寒気や気圧の谷の影響により晴や曇りで、西部山沿いでははじめのうち雨や雪となる所があるでしょう。最高気温は15℃の予想です。


図は今朝3時の実況天気図です。（気象庁のHPより）

昨日強い風をもたらした低気圧は日本の東へと抜け、北日本は西高東低の気圧配置となっています。日本の南にある高気圧の張り出しにより、東日本を中心に穏やかに晴れているところが多いですが、北日本では上空の寒気の影響や、気圧の谷の影響で雲が広がりやすくなっています。現在、宮城県地方では風が強く吹いているところもありますが、次第に気圧の傾きも弱くなってくるため、午後には風も弱まってくると見られます。


図は、昨日19日の南東北の最大瞬間風速のアメダスデータです。（アルファプラネットのHPより）
宮城や福島の沿岸部で風が強く、仙台、白石、浪江、二本松などの観測地点で30メートルを超える最大瞬間風速を観測しています。


図は昨日19日の15時の実況天気図です。（気象庁のHPより）

風が強かった時間帯の天気図ですが、青森付近に低気圧の中心があり、その西から南側にかけて等圧線の間隔が狭くなっており、気圧の傾きが大きくなっているのが分かると思います。冬型で日本列島に等圧線が5，6本掛かっていると気圧の傾きが大きいとよく言われますが、宮城県付近を見ると等圧線の間隔が極端に狭くなっていて、20本ぐらい日本列島にかかるくらいの密さになっています。
このため、これだけの強い風を吹かせたのです。30メートルとなると台風並みの強さですので、物が飛ばされたり、木が倒れたりする被害が出た所もあるのではないでしょうか。
この風で、満開だった桜もかなり散ってしまったようです。