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■熊本でM7.3の大地震■ [地学]

今日未明、1:25に熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生しました。広い範囲で強い揺れが観測され、大きな被害が徐々に明らかになってきました。

気象庁発表のデータを図にまとめました。 
jisinn kumamoto H28
 今日の地震はマグニチュード7.3で、阪神淡路大震災と同じ規模の大地震です。気象庁の見解では、今日の地震が本震で、14日から続く一連の地震はその前震とみられるということです。

※追記;本震の最大震度は7に訂正されました。(4/20)


最大前震はM6.5だったので、今回の本震はその実に16倍の地震のエネルギーだったことになります。そのため、揺れの範囲が広い範囲におよび、関東や南東北まで地震の揺れを感じたという状況です。推計震度分布図では、 震度の詳細の分布を推計し描画していますが、大きな被害をもたらす震度6強以上の地域をみても、今日の本震の方がはるかに広い範囲に及んでいるのが分かると思います。
ニュースで被害状況が伝えられていますが、建物の倒壊しているところも複数あり、情報も錯綜しているのですが、明るくなり徐々に被害の大きさが明らかになってくるものと思われます。
また、余震も続いており、14日の前震から震度5以上の地震が十数回も発生している状況です。震度5の地震など、なかなか経験することが無いのですが、それが立て続けに十回以上も起こっているなんて、まさに天変地異ではないでしょうか。被災地の方々はこのような状況の中、不安が募るとことと思います。

九州地方には今夜から明日の朝にかけて、低気圧に伴う前線が通過するため、100ミリを超えるまとまった雨が降るところもあると予想されています。
MSM_16_0417_0300
図は、明日17日3時のMSM数値予報を描画したものです。
オレンジ色の強い雨が予想される降水域が被災地にかかっており、雷を伴い激しく降る所もあると予想されています。度重なる地震の揺れにより、地盤が弱くなっているところもあり、そのようなところでは、雨によりさらに地盤が緩み土砂災害が起きやすくなります。危険なところには極力近づかない様にしてください。

気象庁は、復旧担当者・被災者向け気象支援資料の提供をHPで行っており、下記にて被災地の各地域ごとに詳細にみられます。ぜひ活用してください。

復旧担当者・被災者向け気象支援資料

 
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