風の強い朝

写真は今朝6時37分の北西の空です。空は晴れていますが、強い風が吹いています。気温はすでに8.4℃もあり暖かく、気圧（標高160m）976.7hPaです。

 低気圧が北日本にあり北東に進んでいます。現在仙台は晴れています。
今日１１日は、低気圧が北日本を通過し、冬型となるため、晴れ時々曇りで、夕方から夜の初めごろは雨や雪となるでしょう。強い風が予想されており、仙台市東部では暴風警報が発表されています。仙台市の最高気温は１４℃の予想です。


図は今朝3時の実況天気図です。（気象庁のHPより）

①北日本には上空の気圧の谷があり、対応する地上低気圧が北海道にあり北東進しています。
②中国東北区には寒気を伴った上空の気圧の谷があり東進しています。
➂華中には高気圧があり東進しています。

①の発達した低気圧により北日本では風が強く、沿岸部を中心に非常に強い風が吹いているところがあり、宮城県の沿岸部では暴風警報が発表されています。北日本の海上では大しけとなっているところもあります。低気圧や影響により北日本から西日本の日本海側を中心に現在雨となっており、低気圧の中心に近い北海道では雨量が多くなっています。また、気温も高く、東北地方の太平洋側でも朝6時の時点で、10℃を超えているところがあります。
北日本から西日本の太平洋側では晴れているところが多くなっています。

今日11日は、①の低気圧はオホーツク海に進みされに発達すると見られています。このため、全国的に風が強く、北海道地方では非常に強い風が吹き、海では大しけとなるころが予想されています。また、北海道では気温が上がり、融雪が進むと見られます。積雪の多いところでは、融雪による河川の増水や、雪崩に注意が必要です。
日本付近は冬型の気圧配置となるため、昼からは北日本から東日本の日本海側では雪が降るでしょう。
②の上空の気圧の谷は、今日の夜にかけて北日本を通過し、上空に寒気が入ってくるため大気の状態が不安定となり、東北地方の日本海側と北陸地方では、今日の夜は落雷や突風に注意が必要です。
太平洋側では、晴れて空気が乾燥すると見られています。

今日の宮城県地方は、晴れて日差しがあるものの、昼過ぎからはにわか雨の可能性があります。また、強い冬型により沿岸部を中心に、強い風が予想されています。強風にご注意ください。最高気温は県内各地、１０～１４℃の予想です。